3回目の不合格…。私はなぜ再受験することを決めたのか
こんにちは。
社労士試験4回目の受験で、2018年の本試験でやっと合格できた11ぴきのぺんぎんです。
今回は、「社労士試験を再受験すること」をテーマに書いてみたいと思います。
私は先ほども書いたとおり、社労士試験は3回連続で不合格で、4回目にやっと合格できました。
この記事を書いているのは2020年の10月です。
2020年8月に本試験から約2か月が過ぎ、2021年8月の本試験に向けて動き出している人もいれば、まだ迷っている人もいると思います。
合格発表は11月なので、合格発表待ちという方もいらっしゃるかもしれません。
私は過去3回とも、そもそも自己採点で択一式の点数が足りないことがわかっていたので( ;∀;)救済待ちなんてこともなく、本当なら再受験に向けて、すぐに動き出せる状況でした。
でも、3回目の不合格が自己採点でわかったとき、
「さすがにしんどい…。」と心から思いました。
もちろん、社労士試験を受験することは、合否に関わらず、自分にとって実りを与えてくれるものであることは間違いありません。
それについては、こちらの過去記事↓にも書いてきたとおりです。
このようなメリットはわかりつつも、3回目不合格だった当時の私は、それでも受験を迷いました。
いや、迷うといういうより、燃え尽きたという言葉のほうが近いかもしれません。
なぜなら、社労士試験は、勉強にとても時間がかかるし、お金もかかる。
そして、当時の私は、そのために我慢しなければならなかったことがたくさんあったからです。
ゴールデンウィークや夏に、旅行に行くことができない、ライブも行けない、家族にもいろいろ融通をきかせてもらっている、好きな本が好きなときに読めない…、お金もかかる…。
そんな生活をもう一年続けたとしても、必ず合格するという保証はどこにもない。
そんな日々を3年も過ごした中で、すぐに「よし!4年目にいくぞ!」とは正直思えなかったのです。
では、最終的になぜ再受験をしようと思ったかというと、いろいろ理由はあっても、最大の理由は、正直に言うと、
「合格した人にコンプレックスを持ちたくない」
「今までの時間を無駄にしたくない」
こんな理由だったと思います。
ここで受験をあきらめてしまったら、この後合格者の方と会う機会があったときに、「自分はできなかった…」と思い続けることが嫌だったのです。
改めて書いてて思いますが、ものすごく後ろ向きで、キラキラしていない理由。
「ここまでやったんだから後には引けない…」っていうのは理由としてはあんまりよくないのもわかっています。
みなさんにあきれられそうです…( ;∀;)
でも、私はこんな理由が社労士受験を続ける理由であってもいいと思っています。
なぜなら、ほかの人が用意した理由で受験を続けるのではなく、キラキラしていない気持ちであっても、自分の心の底から湧き上がってきた気持ちで決める。
これが、過酷な社労士試験を乗り越えるために、一番大事なことだと思っているからです。
ではここからは、なぜそう思うのか、再受験してよかったのかをなどを書いていきます。
再受験したことはよかったのか
これは、もちろん4回目に合格できたので、よかったということになりますが、あくまでそれは結果論です。
合格できたこと以外にも、今合格から2年たち、少し社労士試験から距離ができたからこそ、俯瞰してみれる部分で感じることを書いてみます。
再受験することのメリット
社労士試験合格を目指すということは、かなり明確な目標です。
今は私は、何か資格の勉強をしているわけではないので、目標は自分で探して、自分で取り組む必要があります。
これって、意外と難しいです。
そんな日々の中で、社労士受験生時代を思いかえすと、勉強がイヤになったり、不合格への不安に悩むことはあっても、社労士受験中は目指すべき場所は一つでした。
なので、生活を過ごす上で目標が明確になっていたということは、とてもいいことだったのだなぁと、改めて感じています。
再受験することのデメリット
さきほど紹介した過去記事にも書きましたが、再受験するということは、心身、周囲、費用などいろいろな面で過酷です。
その当時は9フレームも知らなかったので、学習を楽しむというように切り替えることもあまりできませんでした。
なので、再受験を決めるときは、やはり自分が感じる再受験をするにあたってのデメリットにも目を向けて、それでも続けたいか、自分の心に問いかける必要があると私は思っています。
人が決めた結論は、そのあとの結果も人のせいにしてしまいます。
だからこと、自分の心で決める。
少なくとも私は、そうでないと、来年8月の本試験までモチベーションを維持することが難しかったです。
再受験を決めたあとはどうしていたか
いつから勉強をはじめたか
私は、こちらの過去記事↓でも書いたとおり、3回目の不合格の後、来年の受験にむけて勉強を再開したのは、11月からでした。
さすがに3回目ともなると、これ以上早い時期から勉強を始めて、8月の本試験まで勉強し続けることは自分的には難しかったです。
社労士試験の勉強を再開するまでにやっていたこと
えっと…、これに関しては、本当に正直にいうと、勉強らしい勉強は全くしていませんでした(ノД`)・゜・。
とにかく、本試験で疲れてしまって社労士以外の勉強もできなかったし、やっとの思いで再受験を決めた後は、どの資格学校の、どの教材を選ぶかを必死で探す、できたことはそれぐらいでした…。
資格学校の選び方については、こちらの過去記事↓に書いてあります(^^)
社労士試験の勉強を再開までにやればよかったなということ
ささやかでいいから勉強を継続する
私は4回目の受験生のときにTwitterを始めたので、合格後、こんなに社労士試験の後の、次の試験までの間に勉強を続けている方がいることに正直とてもびっくりしました。
みなさんすごい…。
私が受験生のときは、勉強の継続は必要だと思ったけど、全然できなかった…。
という心のつぶやきはさておき(-_-;)、そんなみなさんをみていると、勉強を継続するメリットは大きく2つあるのだということがわかりました。
勉強した知識を風化させない
勉強を継続するメリットとして、8月の本試験までにため込んだ知識を維持するということがあります。
確かに、本当に勉強していないと、知識ってどんどん抜けていくんですよね。
だから、本試験後から、勉強を再開するまでの期間が長ければ長いほど、
「年金…?何それ…?」となってしまう訳です( ;∀;)
私の場合は、完全にそれでしたが、ここを何かやっておけば、次の勉強のときにももう少し効果がでやすかったのかなぁとも思います。
社労士24のアカウントだけ追いかける
では、私のようにまだまだ勉強を再開する気力がわかない、再受験するか決められない社労士受験生は、何をやればいいのか…と考えました。
やはりそこで頼りになるのが、Twitterの社労士24アカウントです。
カリスマこと資格の大原社労士講座の金沢先生が運営する社労士24アカウントは、こちらのハッシュタグで、ほぼ毎日、なにかしらの出題をしてくれます。
私は、最低限毎日このツイートを追いかけるだけでも、◎だと思っています。
まったく社労士と関係ない日々を続けるのと、すこしでも社労士の知識に触れる時間を作っておくのでは、これだけでも、だいぶ違うのではないかな~と思っています(^^)
社労士24アカウントの魅力やTwitterについて書いた過去記事はこちら↓です。
学習習慣を維持する
そして、次にやっぱり大切だと思うことは、「学習習慣」を維持することです。
学習習慣って、やっぱりやらなくなると驚くほどあっという間になくなりますし、それをまた身につけようと思うと、とってもとってもおっくうに感じます。
だから、5分でも10分でも、学習習慣を継続することは、大事なんだとみなさんの姿を見て実感しました。
カリスマ先生も過去にこのようにおっしゃっています(^^)
ほかの資格試験の勉強をする・本を読む
Twitterをみてみると、この期間だからこそ!ということで、社労士ではないほかの勉強をして、学習習慣を継続している方が多いです。
社労士受験生のみなさんの、多くの人が受験しているのが、年金アドバイザーと、簿記という印象です。
年金アドバイザーの勉強をするメリットは、なんといっても年金の勉強の知識が維持できることのようです(^^)
3級の試験が10月という時期も、モチベーションを継続するのにちょうどいいいのかもしれませんね。
そして、簿記は、ちょっと気になるけどあんまり通ったことない…という方もいるのではないでしょうか。
私は、ちなみに給与の会計伝票切ってたくせに、仕分けの右左も、なにもかもチンプンカンプンでした( ゚Д゚)
でも、そんな私が、なんといっても今一番推せるのが、「イタボキ」です!!
イタボキのいいところは、1回の講義が短い(2分20秒)ので、勉強するハードルがめちゃくちゃ下がります。
しかもそれで簿記3級が合格できるなんて!!!!
かわいいイラストもたくさん、そして講義をしてくれるのは、資格の大原の中でも簿記の神と呼ばれている板垣先生の講座なので、本当に楽しくわかりやすいです。
朝から板垣先生の声を聴くと元気でますよー!!
Twitterでは、1回の講義ずつ追えますが、youtubeでは50回まで一気見もできますので、お好みな方で(^^)
板垣先生は簿記の神でもあり、私にとってはチーム論でのカリスマでもあります。
板垣先生が気になった方は、こちらの過去記事↓をどうぞ(^^)
私も今やっていることがいろいろ落ち着いたら、またイタボキを再開したいと思っています。
そしたら、イタボキだけの記事も書けたらいいな(^^)
それでも、やっぱり再開するまで何もできなくてもいいと思う
いろいろと、勉強を継続するメリットを書いてきましたが、
私は、「それでもやっぱり勉強する気になれない…。」という方の場合は、
自分が「勉強したい!!」と思えるまで、勉強しなくていいと、個人的には思っています。
なぜなら、一番の目的が社労士を合格することだとしたら、そこに一番大切なことは、「本試験までいかにモチベーションを保てるか」だと思うからです。
来年の本試験まで、長い道のりを進んでいく途中では、もちろん嫌になることも、心が折れそうになることも多いです。
でも、勉強を再開するまでに、自分自身でしっかり考えて再開を決めたのであれば、嫌になったり心が折れそうになったりしながらも、最後まで進めると思うのです。
だからこそ、本試験が終わってから勉強を再開するまでに一番大切なことは、「自分の心で再受験を決める」ということだと、私は思います。
ただ、以前資格の大原中の人が、9フレームの講義でおっしゃっていましたが、
「勉強しなきゃ…。でもやる気がしない…。みんなすごいな…。私なんて…。」
という気持ちで過ごすのは、少しもったいない気がします。
それよりは、
「私は今、次のステップのための戦略的充電をしている!!
ここで気持ちを作っておくことが、これからの一番の基礎になるんだ!!」
と、今の気持ちを肯定しながら、日々を過ごせたらいいのでないかと思っています(^^)
「戦略的」は魔法のコトバです(^^)
私の受験生時代は9フレームはなかったので、今だったらこう思えるのにな~という気持ちで書いています。
9フレームってなに?と、気になった方は、こちらの過去記事↓で気になるものを読んでいただけたら嬉しいです(゚∀゚)
本試験終了後の9月から10月は本当に貴重な時間
ここからは余談になりますが、私は2019年の始めに「労務ワーカー&社労士受験生を応援したい!」という気持ちでこのブログを立ち上げました。
なので、2020年が、初めて自分が受験生ではなく、応援する立場で、日々社労士受験生のみなさんのツイートをみることを始めた年でもありました。
直前期は、ただ応援しているだけでも、苦しくなる場面も多かったです。(勝手に)
なぜなら、みなさんの真剣な気持ちが伝わり、自分も何回も経験したからこそ、とても苦しさの想像ができるからです。
(もちろん苦しさの形は人それぞれ違うので、わかるとはいえないかもしれませんが)
そして、一番苦しい本試験を終えた、8月。
そして今の時期、社労士受験生のみなさんと、社労士受験とは関係ない本や、ドラマや、日常の話をできていることが、とても楽しく感じています。
やはり、だんだんと本試験が近づいてくると、なかなかそういうわけにもいかない(と勝手に思っていただけですが)と感じていただけに、本当にこの時期は、幸せだな~と思っています。
もちろ直前期であっても、勉強以外のことをツイートするのは全く問題ないのですが、今だからこそ、気軽に楽しめる、この時期も、とっても大事だと私は思っています。
完全に余談ですね…( ゚Д゚)
これからも、応援しています(^^)
まとめ
- 社労士再受験にあたって一番大切なことは、「自分の心で受験を決める」こと
- 試験後、再受験するまでに大事なことは「知識の忘却を防ぐ」ことと、「学習習慣を継続させる」こと
- オススメの方法はTwitterの社労士24アカウント、年金アドバイザー、簿記の勉強(イタボキ)
- でもやっぱり一番大事なのは、自分がやる!と決めること。それまでは戦略的充電&未来の構想を練る。自分を責めない
- 本試験からまた勉強を再開するまでのこの期間はとっても貴重&幸せ