まとめノートはその人だけの武器であり、お守りであり、宝物である
社労士試験を勉強していると、
- 講師の先生が話してくれたポイント
- 過去問を解いたときに間違えたポイント
- テキストに掲載されているポイント
などを、記入した「まとめノート」を作る方が大半ではないでしょうか。
自分が作った「まとめノート」は、作った人だけの
- 大切な武器
- お守り
- 最後は宝物
になります。
私は4回社労士試験を受験したので、この「まとめノート」の作り方についても試行錯誤の繰り返しでした。
今回は、自分が合格した年にどのようにまとめノートをつくったのか、実際の画像とともに記事にしたいと思います。
まとめノートの作り方は、勉強の段階によって変わる
私は、まとめノートを作るにあたって大事なことは、「いつどんなものを作るか」ということだと思っています。
まとめノートは、時間をかければいくらでもかけられますし、書く量も人それぞれですが、
私は「科目の回転数に応じてまとめノートを進化させていく」方法がいいと思っています。
科目の回転数とは、試験範囲10科目を一通り勉強したら、「1回転」とカウントします。
私は以前のこの記事で、本試験までに6回転を目指す計画にしたことを説明しました。
今回は、この学習計画にあわせて、どの段階で、どんなまとめノートをつくったのか、書いていきたいと思います。
まとめノートの作り方
4~5月 1回転目のまとめノート
テキストへ書き込み・マーカーをする(ただし最小限で)
まずは、1回転目です。
1回転目は
- 講義を受ける(私は通信だったので、動画を見る)
- 過去問(レベルAだけ)を解く
という形で進めました。
私は、この段階ではまとめノートは作らず、テキストのどこに記載があったかをチェックする(マーカー等)だけでした。
ただ、テキストにあまりたくさん書いてしまうと、あとでなにが重要だかわからなくなってしまうので、
マーカーも書き込みも、必要最小限にして、できるだけシンプルな書き込みになるようにしました。
実際のテキストの画像はこちらです↓
Evernoteを活用して、どこかにあったぞ…の時間を減らす
科目が進むにしたがって、
「あれ?前もどこかででてきたぞ…。でもどこででてきたかわからない!」
ということって増えてきますよね。
そんなときは、以前の記事で紹介したEvernoteに、
- 講義ででてきたまとめのスクリーンショット
- 自分でテキスト入力 例:内払、充当など
をしておいて、その都度検索&追記をするというようにしていました。
検索できるってめちゃくちゃ便利です!
◆Evernoteの活用方法の記事はこちらです。
5月~6月 2~3回転目のまとめノート
問題演習で間違えたところだけをまとめる
さて、いよいよ講義も終わり、2~3回転目は、過去問との戦いです。
ここで、ようやくまとめノートの作成がはじまります。
まとめノートには、過去問で間違えたところのポイントを書いていくのですが、
具体的にまとめノートの作り方を書きます。
不合格の年のまとめノート
私が合格する前年までの3回の受験で、まとめノートを作っていて悩んだことは、
- ノートに書く→あとで追加したい!→書くところがない!
- ノートに書く→順番を変えたい!→変えられない
この2点です。
実際に合格した年以前に作ったまとめノートはこんなかんじです。(恥をしのんで公開します)
これは、過去問を解きながらポイントを書いていったノートを、最終的に分解し、インデックスを貼ったものです。
いやー、雑。自分の性格がよくわかります。
ノートを切り貼りしたり、ウェブを印刷したものをはさんだりしているので、背表紙がそろわないという…。涙
合格した年のまとめノート
4回目の受験の年は、本当になんとか合格したい!という気持ちと、もう後がない…という気持ちでした。
そこで、資格の大原社労士講座・経験者コース(金沢先生)を申し込みました。
以前の記事でもお伝えしたとおり、資格の大原の金沢先生は、社労士24という神ツール&神ツイッターのカリスマ先生です。
金沢先生を紹介した記事はこちらです。
金沢先生は、学習に役立つヒントを、講義だけでなく、ツイッター(無料)でもツイートしてくださいます。
そんなある日、先生からこんなツイートがされました。
これは、私の悩んでいた↓
- ノートに書く→あとで追加したい!→追加することろがない!
- ノートに書く→順番を変えたい!→変えられない
これを解消できるツールだ!!と思い、このアイディアをいただいて、まとめノートを作りました。
では、実際に合格した年のまとめノートの作り方を書いてみます。
まとめノートに必要なもの
- ルーズリーフファイル
- ルーズリーフ
- フィルム付箋(インデックス用)
- ブロックの付箋
- フリクションのペン(赤・青・黒のフリ3色)
- フリクションの替え芯
です。では実際にどのように使ったのか、ひとつずつ説明していきます。
ルーズリーフ
まず、まとめノートを追加・並び替えしたいと思ったので、合格した年は「ノート」ではなく「ルーズリーフ」を選びました。
ルーズリーフなら、ページを後から追加することも、並び替えることもできるからです。
実際のものはこちらです↓
印刷したプリントは、最初のページにポケットファイルに入れて、保管しました。↓
実際に使っていたものと同じものはこちらです。↓
フィルム付箋(インデックス)
そして、次に使うのがインデックス用のフィルム付箋です。
こちらは、ルーズリーフにはりつけて、「科目+白書+横断」のインデックスにしました。
フィルム付箋だと、貼ったりはがしたりもキレイにできますし、粘着力も落ちないのでオススメです。
実際のインデックスの画像はこちらです。↓
実際につかっていたものと同じものがこちらです↓
ブロック付箋
次に、まとめノートの中身に入ります。
まとめノートは、直接ルーズリーフに記載するのではなく、ブロック付箋に記入し、それをルーズリーフに貼ります。
このブロック付箋を使うことは、資格の大原の金沢先生のツイートで紹介されていたものです。
実際の付箋はこんな感じです。
ふせんの色に特に意味はないです。(色々な色が入ったパックを買ったので色が違います)
ブロックふせんなら、入れ替えも簡単です。
貼ってある場所もルーズリーフなので、別ページをつくることも、付箋を並べ替えることも簡単です。
実際に使っていたものはこちらです。↓
これで、不合格になった年まで悩んでいたことが解消しました!
フリクション(3色)のペン
そして、このブロック付箋に記入するために使っていたのが、フリクションの3色ペンです。
3色(赤・青・黒)があると、まとめやすいですし、すぐ消せる・書けるということが圧倒的に便利でした。
そして書いたメモが、シャーペンよりきれいに見えるということも魅力です。
そんなわけで、私は受験生時代はもっぱらフリクションばかり使っていました。
実際の使っていた(今も使っている)ペンがこちらです。
消す部分がかなり減ってしまっています…。ここだけまた買おう。
フリクションは替え芯がほかの替え芯と比べて高価ですが、まとめ買いして、常にペンケースに入れてました。
フリクションは熱で消えるので、1回真夏の車の中に替え芯をいれておいたら、替え芯のインクが消えてしまうということがありました。
パイロットさんに問い合わせたところ、冷蔵庫で冷やすと復活するということでした。
実際やってみたら復活しました!が、一応ご注意を…。
実際に使っていたものと同じものはこちらです。↓
(ペンのボディの色は違います)
7月~8月中旬 4~5回転目のまとめノート
さて、いよいよ直前期の4~5回転目です。
このときは、過去問は間違えたところ、あやふやなところだけを解いています。
なので、この時期にひっかかるところは、自分のウィークポイント(弱点)です。
そこで、間違えた箇所をまとめたブロックふせんに、間違えたときに★をつけていきます。
★の数が多ければ多いほど、「またやられた!!」という思うので、記憶に残りやすいです。
実際のふせんはこんな感じです。
内払と充当は、簡単なようで科目を横断してでてくるので、以外とひっかかったようです…。
8月下旬 6回転目のまとめノート
いよいよ本試験直前の6回転目です!
ここでやることは、「4~5回転目」と同じことです。
とにかく回転!回転です!
本試験当日のまとめノート
さていよいよ、本試験当日です。
本試験のときって、何を持っていけばいいか不安になると思うんです。
そこで、この「まとめノート」がお守り効果を発揮します。
自分がここまで頑張った証がこの「まとめノート」です。
このノートが、今まで積み上げてきたものを示してくれています。
当日は★が多いところだけ見直してもいいですし、一切開かなくてもいいと思っています。
「お守り」という効果だけでも、絶大です。
ちなみに、試験が終わって合格した後も、私はこの「まとめノート」は捨てられず、宝物となっています。
この記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。
まとめ
- まとめノートは武器であり、お守りであり、宝物である
- まとめノートは科目回転数によって、作る過程が違う
- おすすめはルーズリーフ+ブロック付箋+フリクションペン
- 本試験当日は持っていくとお守りになる
- 合格後も捨てられない宝物になる