社労士合格に大切なこと⑤まとめノートのつくりかたとポイント

社労士試験

まとめノートはその人だけの武器であり、お守りであり、宝物である

社労士試験を勉強していると、

  • 講師の先生が話してくれたポイント
  • 過去問を解いたときに間違えたポイント
  • テキストに掲載されているポイント

などを、記入した「まとめノート」を作る方が大半ではないでしょうか。

自分が作った「まとめノート」は、作った人だけの

  • 大切な武器
  • お守り
  • 最後は宝物

になります。

私は4回社労士試験を受験したので、この「まとめノート」の作り方についても試行錯誤の繰り返しでした。

今回は、自分が合格した年にどのようにまとめノートをつくったのか、実際の画像とともに記事にしたいと思います。

まとめノートの作り方は、勉強の段階によって変わる

私は、まとめノートを作るにあたって大事なことは、「いつどんなものを作るか」ということだと思っています。

まとめノートは、時間をかければいくらでもかけられますし、書く量も人それぞれですが、

私は「科目の回転数に応じてまとめノートを進化させていく」方法がいいと思っています。

科目の回転数とは、試験範囲10科目を一通り勉強したら、「1回転」とカウントします。

私は以前のこの記事で、本試験までに6回転を目指す計画にしたことを説明しました。

今回は、この学習計画にあわせて、どの段階で、どんなまとめノートをつくったのか、書いていきたいと思います。

まとめノートの作り方

4~5月 1回転目のまとめノート

テキストへ書き込み・マーカーをする(ただし最小限で)

まずは、1回転目です。

1回転目は

  • 講義を受ける(私は通信だったので、動画を見る)
  • 過去問(レベルAだけ)を解く

という形で進めました。

私は、この段階ではまとめノートは作らず、テキストのどこに記載があったかをチェックする(マーカー等)だけでした。

ただ、テキストにあまりたくさん書いてしまうと、あとでなにが重要だかわからなくなってしまうので、

マーカーも書き込みも、必要最小限にして、できるだけシンプルな書き込みになるようにしました。

実際のテキストの画像はこちらです↓

Evernoteを活用して、どこかにあったぞ…の時間を減らす

科目が進むにしたがって、

「あれ?前もどこかででてきたぞ…。でもどこででてきたかわからない!」

ということって増えてきますよね。

そんなときは、以前の記事で紹介したEvernoteに、

  • 講義ででてきたまとめのスクリーンショット
  • 自分でテキスト入力 例:内払、充当など

をしておいて、その都度検索&追記をするというようにしていました。

検索できるってめちゃくちゃ便利です!

◆Evernoteの活用方法の記事はこちらです。

5月~6月 2~3回転目のまとめノート

問題演習で間違えたところだけをまとめる

さて、いよいよ講義も終わり、2~3回転目は、過去問との戦いです。

ここで、ようやくまとめノートの作成がはじまります。

まとめノートには、過去問で間違えたところのポイントを書いていくのですが、

具体的にまとめノートの作り方を書きます。

不合格の年のまとめノート

私が合格する前年までの3回の受験で、まとめノートを作っていて悩んだことは、

  • ノートに書く→あとで追加したい!→書くところがない!
  • ノートに書く→順番を変えたい!→変えられない

この2点です。

実際に合格した年以前に作ったまとめノートはこんなかんじです。(恥をしのんで公開します)

これは、過去問を解きながらポイントを書いていったノートを、最終的に分解し、インデックスを貼ったものです。

いやー、雑。自分の性格がよくわかります。

ノートを切り貼りしたり、ウェブを印刷したものをはさんだりしているので、背表紙がそろわないという…。涙

合格した年のまとめノート

4回目の受験の年は、本当になんとか合格したい!という気持ちと、もう後がない…という気持ちでした。

そこで、資格の大原社労士講座・経験者コース(金沢先生)を申し込みました。

以前の記事でもお伝えしたとおり、資格の大原の金沢先生は、社労士24という神ツール&神ツイッターのカリスマ先生です。

金沢先生を紹介した記事はこちらです。

金沢先生は、学習に役立つヒントを、講義だけでなく、ツイッター(無料)でもツイートしてくださいます。

そんなある日、先生からこんなツイートがされました。

これは、私の悩んでいた↓

  • ノートに書く→あとで追加したい!→追加することろがない!
  • ノートに書く→順番を変えたい!→変えられない

これを解消できるツールだ!!と思い、このアイディアをいただいて、まとめノートを作りました。

では、実際に合格した年のまとめノートの作り方を書いてみます。

まとめノートに必要なもの
  1. ルーズリーフファイル
  2. ルーズリーフ
  3. フィルム付箋(インデックス用)
  4. ブロックの付箋
  5. フリクションのペン(赤・青・黒のフリ3色)
  6. フリクションの替え芯

です。では実際にどのように使ったのか、ひとつずつ説明していきます。

ルーズリーフ

まず、まとめノートを追加・並び替えしたいと思ったので、合格した年は「ノート」ではなく「ルーズリーフ」を選びました。

ルーズリーフなら、ページを後から追加することも、並び替えることもできるからです。

実際のものはこちらです↓

印刷したプリントは、最初のページにポケットファイルに入れて、保管しました。↓

実際に使っていたものと同じものはこちらです。↓

フィルム付箋(インデックス)

そして、次に使うのがインデックス用のフィルム付箋です。

こちらは、ルーズリーフにはりつけて、「科目+白書+横断」のインデックスにしました。

フィルム付箋だと、貼ったりはがしたりもキレイにできますし、粘着力も落ちないのでオススメです。

実際のインデックスの画像はこちらです。↓

実際につかっていたものと同じものがこちらです↓

ブロック付箋

次に、まとめノートの中身に入ります。

まとめノートは、直接ルーズリーフに記載するのではなく、ブロック付箋に記入し、それをルーズリーフに貼ります。

このブロック付箋を使うことは、資格の大原の金沢先生のツイートで紹介されていたものです。

実際の付箋はこんな感じです。

ふせんの色に特に意味はないです。(色々な色が入ったパックを買ったので色が違います)

ブロックふせんなら、入れ替えも簡単です。

貼ってある場所もルーズリーフなので、別ページをつくることも、付箋を並べ替えることも簡単です。

実際に使っていたものはこちらです。↓

これで、不合格になった年まで悩んでいたことが解消しました!

フリクション(3色)のペン

そして、このブロック付箋に記入するために使っていたのが、フリクションの3色ペンです。

3色(赤・青・黒)があると、まとめやすいですし、すぐ消せる・書けるということが圧倒的に便利でした。

そして書いたメモが、シャーペンよりきれいに見えるということも魅力です。

そんなわけで、私は受験生時代はもっぱらフリクションばかり使っていました。

実際の使っていた(今も使っている)ペンがこちらです。

消す部分がかなり減ってしまっています…。ここだけまた買おう。

フリクションは替え芯がほかの替え芯と比べて高価ですが、まとめ買いして、常にペンケースに入れてました。

フリクションは熱で消えるので、1回真夏の車の中に替え芯をいれておいたら、替え芯のインクが消えてしまうということがありました。

パイロットさんに問い合わせたところ、冷蔵庫で冷やすと復活するということでした。

実際やってみたら復活しました!が、一応ご注意を…。

実際に使っていたものと同じものはこちらです。↓

(ペンのボディの色は違います)

7月~8月中旬 4~5回転目のまとめノート

さて、いよいよ直前期の4~5回転目です。

このときは、過去問は間違えたところ、あやふやなところだけを解いています。

なので、この時期にひっかかるところは、自分のウィークポイント(弱点)です。

そこで、間違えた箇所をまとめたブロックふせんに、間違えたときに★をつけていきます。

★の数が多ければ多いほど、「またやられた!!」という思うので、記憶に残りやすいです。

実際のふせんはこんな感じです。

内払と充当は、簡単なようで科目を横断してでてくるので、以外とひっかかったようです…。

8月下旬 6回転目のまとめノート

いよいよ本試験直前の6回転目です!

ここでやることは、「4~5回転目」と同じことです

とにかく回転!回転です!

本試験当日のまとめノート

さていよいよ、本試験当日です。

本試験のときって、何を持っていけばいいか不安になると思うんです。

そこで、この「まとめノート」がお守り効果を発揮します。

自分がここまで頑張った証がこの「まとめノート」です。

このノートが、今まで積み上げてきたものを示してくれています。

当日は★が多いところだけ見直してもいいですし、一切開かなくてもいいと思っています。

「お守り」という効果だけでも、絶大です。

ちなみに、試験が終わって合格した後も、私はこの「まとめノート」は捨てられず、宝物となっています。

この記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。

まとめ

  • まとめノートは武器であり、お守りであり、宝物である
  • まとめノートは科目回転数によって、作る過程が違う
  • おすすめはルーズリーフ+ブロック付箋+フリクションペン
  • 本試験当日は持っていくとお守りになる
  • 合格後も捨てられない宝物になる
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