社労士受験生はいまのペースでいいのか不安
こんにちは。11ぴきのぺんぎんです。
今回は社労士試験と学習計画(スケジュール)について記事にしたいと思います。
なぜ今回、「学習計画(スケジュール)をテーマにしたかというと、
今記事を書いている1月は、社労士受験生が
「いまのままで間に合うのかなぁ…」と
不安になりがちな時期ではないかと思ったからです。
なので、自分の記憶が薄れないうちに、少しでも自分の経験が役に立てばいいなぁと思い、記事にすることにしました。
勉強スタートから本試験までの計画をたてる方法
社労士試験の合格までに必要なことで、とても大事なことは、「本試験までの学習計画を立てる」ことだと思います。
なぜなら、私は合格するまでに4回受験をしていますが、不合格の年は、学習計画をきちんとつくることと、それを実行させることがうまくできなかったからです。
そんな経験をふまえ、私なりのベストな学習計画とそれを実行させる方法を書きたいと思います。
①計画を立てる
社労士受験は長い期間勉強することが必要になってくる試験です。
でも、長期間気持ちが切れず、同じペースで学習を続けられる人は、かなり限られているのではないでしょうか。
もちろん、私は合格した年ですら、気持ちも何度も折れそうになりましたし、学習ペースも遅れました。
そんな私だからこそ、学習計画が大事だと心から伝えたいのです。
では具体的に、どのように学習計画をたてたらよいのか説明します。
資格学校(通信・通学)のメリット=ペースメーカー
社労士試験はもちろん市販のテキストで1発合格される方もいらっしゃいますが、多くの受験生は通学もしくは通信で資格学校を利用して勉強する方が多いのではないでしょうか。
私も初年度の受験以外はいろいろな資格学校の通信講座を受講しました。
私は自分にあった資格学校を使って学習することは、合格への近道だと思っているので、今回は資格学校を利用している方にむけてのお話しになります。
ちなみに私は合格の年は、資格の大原の上級コース(直前対策含む)と社労士24でした。
資格学校を使うメリットとして、私がかなり大きいと思っているのが「ペースメーカー」の役割です。
よい資格学校は、社労士受験生を合格させるまでのスケジューリングを綿密に考えています。
なので、まず大事なことは、その学習スケジュールについていくことです。
(と、えらそうにいいますが、私がついていかれなかったことは後で書きます…)
参考までに実際に自分が学習を終わらせたときにチェックしていた、資格の大原から資料請求したときに無料でもらったパンフレットの一部です。(11月入学でしたが、10月のスケジュールを使っていました)
ちなみに今年のものはこちらで講義日程をみることができます。
次に、講義についていくために、重要なことである、「現実的に」自分が勉強に使える時間を把握することについて説明します。
「現実的に」自分が勉強に使える時間を把握する
勉強に使える時間は人によって違う
社労士受験生にはいろいろな人がいます。
受験勉強に専念している人もいれば、仕事をしながら、または家事・育児・介護などをしながら勉強をしている人います。
つまりは、環境も使える時間も人によってちがうということです。
だから、同じ教材を同じペースでこなすことって無理なのではないかと思うのです。
なので、自分が日々の生活の中で、「週何日」「一日何時間」「どんな方法で(机にむかうのか、音声だけ聞くのか)」勉強できるのかをしっかり把握することってとても大事なのではないでしょうか。
資格学校の通信講座は、いつまでに、どの科目の講義が配信されるのか計画されています。
また、講義の時間(1コマ1時間×2など)も、受講すればだいだい把握できます。
あとは、講義以外にもいろいろなテキストやテストがあるので、すべてをこなそうとすると講義以外にも時間が必要となります。
はたしてそれを自分が全部こなせる時間があるのか、それを現実的にしっかり見つめることがとても大事だと思います。
こなすものの優先順位をつける
自分が使える時間と、こなすべき課題がわかったとき、
「全然時間足りないじゃん…」となっても、あきらめる必要なんてないです。
よい資格学校であれば、その時間の中で最低限これだけはここまでに終わらせましょうってアドバイスしてくれます。
私は、合格した年は、過去問は択一式のA(重要レベル)しかやらなかったぐらいです。
なので、もし時間が足りないと思う人がいたら、ぜひ資格学校に相談してみてください。
②計画の遅れを見直す
さて、計画もできたし、勉強すすめるぞー!と思っても、そんなに計画どおりにできたら苦労しないですよね。
仕事が忙しくなってしまったり、家族の行事が入ってしまったり、思ったように学習時間がとれなかった…というのは受験生ならもちろんあるはずです。
という私も、合格した年、2月末の時点で18コマ(36時間)計画より遅れていました…。
でも、大丈夫です。
もう一度、「現実的に自分が使える時間を把握」して、計画を見直せばいいんです。
③もう一度計画を立てる
もう一度計画を立てるときは、前回の反省点も見えてきます。
自分が本当に勉強できる時間も、より見えてくるでしょう。
もっと勉強に時間をあてるためにはどうしたらいいか、それとも勉強の方法を変えるのかという手段も前回計画を立てたときより、具体的に考えられるようになっているはずです。
そして、本試験が近づけば近づくほど、自分も本気になってくるので、学習計画も本気度を増していきます。
なので、本試験まで計画→見直し→計画を繰り返していくことが、合格するためにとても大事なことだと思います。
合格した年の実際のスケジュール
それでは、私が実際に合格した年のスケジュールを書いてみます。
11月~4月 とにかく講義と課題をこなす ※1回転目
11月学習スタート、でも…
11月に資格の大原に申し込みをし、学習を開始しました。
でも、冬の時期ってまだまだ本試験も遠くて、少しだらけてしまうというか…。その結果…。
2月 学習計画の見直し
2月末の時点で18コマ(36時間)の遅れとなってしまいました。うわー。
さすがにこれはマズい…とうことで、自分の生活と学習時間について見直しました。
私が受講していた資格の大原社労士上級コースの金沢先生は、講義の最後に宿題の優先順位をつけてくださるので、その言葉に甘えつつ、最低限でなんとか追いつく計画にしました。
その結果、4月の終わりには無事に講義配信ペースと同じタイミングで上級コースを終わらせることができました。
5月~6月 直前対策をこなす+過去問を2回転 ※2.3回転目
そして、5月からは直前対策の講義が始まります。
私は社労士試験はここからが本番だと思っています。
なぜなら、直前対策と並行して、いかに全科目を回転させることができるかが、合格の分かれ道だと思うからです。
なので、ここでもう一度学習計画を見直し、直前対策をこなしながらいかに早く過去問を全科目回転させるかを考える必要があります。
私は、択一式のAで間違えた問題だけを繰り返すという方法で、5~6月までに過去問2回転をさせることを目標にしました。
それでもやっぱりなかなか計画どおりには進めることはできませんでしたが、なんとか7月の下旬までに2回転させることができました。
さらに7/13に、ここで私は非常におくればせながら社労士24を追加投入します。
だって、24時間で全科目回転できるなんて、魔法…ですよね…。
もっと早く追加投入しなよ!!!と受験生の自分にいってあげたい。
7月~8月中旬 直前対策をこなす+過去問2回転 ※4.5回転目
7月、8月は直前対策に加えて、ダメ押しの全科目2回転です。
回転が増えるにつれて、不正解の問題も減っていくので、時間はどんどんかからなくなります。
そして自分がいつも間違う、混合する論点もわかってきます。
7/28には最終模試も受けました。
8月下旬 最終調整+社労士24で全科目1回転 ※6回転目
本試験前の週は、できるだけ夏休みをとれるよう、仕事を調整しました。
うちの会社は、7~9月に夏休みを各自自由に5日とれるので、水から金を休暇にしました。
そこではもう新しいことはせず、社労士24を1回転させ、法改正や白書、判例などの復習をしました。
あとは当日受験するのみです!
…以上が私の合格した年のスケジュールでした。
こんな計画遅れまくりの私でも合格できたので、きっとみなさんも合格できる日がきます。
なにかお役にたてたことがあればうれしいです。
応援してます!!
では、また~。
まとめ
- 社労士合格には学習計画が大事
- 自分が勉強につかえる時間をしっかり考えよう
- 計画どおりにいかなくても大丈夫
- 計画がずれてきたら見直そう
- 全部をこなせないときは優先順位をつけよう
- 5月からが合格への分かれ道
- 応援しています!