社労士試験・本試験の当日の経験を書いてみた 

社労士試験

社労士試験を4回受験した経験は何かの役に立つのか…?

こんにちは。

社労士試験を4回受験して、やっと合格できた11ぴきのぺんきんです。

今回は、社労士試験の本試験の前日から当日について、実際の経験を書いてみたいと思います。

今回の記事を書くにあたって、2020年の本試験は新型コロナウイルスの影響でいろいろイレギュラーなこともあるし、

ここでこの記事を書いても役に立たないかもしれない…と思いましたが、

今年初めて社労士試験を受験する方が、本試験のイメージがつかめるといいなと思い、記事にしてみることにしました。

また、私は毎年東京の日本大学のキャンパスだったので、会場としては大きい会場だったので、案内等もとても親切でしたが、地方などの小さい会場では、また違う対応なのかもしれません。

そして、私の最後の受験は平成30年度と、少し古いものになりますので、参考程度にお読みいただけると幸いです。

それでは、記事に入ります。

社労士試験前日

本試験はいつも8月の日曜日なので、前日は土曜日で、仕事は元々休みです。

この日は、午前中で学習は終わらせ、午後は明日の本試験の準備と、体を休める時間につかっていました。

お昼ごろ、外での勉強を終わらせ、明日持っていくもの(飲み物やお菓子)を購入し、家に帰りました。

そして、本試験でもっていくものをリュックにつめました。

当日もっていったもの、服装については、こちらの過去ブログに書いてあります(^^)↓

夕飯は、自分の元気のでそうなもの(私の場合は牛肉でした。笑)を焼いて、食べました。

今思うと、もっと消化のよいものを食べたほうがよかったのかもしれませんが、「明日頑張るぞ!!」という力が欲しかったのです。

そして、早めにお風呂にゆっくり入り、遅くとも9時には横になるようにしていました。

やはり明日の本試験への緊張から、あまりよく眠れませんが、「眠れなくて当然だよな」と思うようにして、とにかく目を閉じて横になっていたと思います。

社労士試験当日

朝起きてから会場の最寄り駅につくまで

私は、本試験を受ける会場は、東京都の水道橋駅の日本大学のキャンパスでした。

住んでいるところは地方なので、当日の朝早い新幹線+JRで会場のある水道橋駅に向かいました。

新幹線は、1か月以上前から予約してあったえきねっとの3割引きチケットを使いました。

電車の時間については、それに乗り遅れても次のものに乗れば間に合うくらいの時間を選びました。

(よく反対方向の電車に乗ってしまうことがあるので…)

東京駅から水道橋に向かう電車の中には、いかにも社労士受験生といった、たくさん書き込んだテキストを読んでいるような方もちらほらみかけました。

初めて受験した平成26年は、「やばい…。みんなすごくできそう…。あせる…。」などと思っていましたが、

4回目の受験となった平成30年は、受験生としてもベテランになっていたので(笑)

「あなたも社労士受験生ですか…。頑張りましょうね…。」という謎目線で、みていた記憶があります(;’∀’)

最寄駅から会場が開くまで

平成30年は、会場が空くのは9時半からでした。

なので、だいたい9時くらいには水道橋駅に着けるようにしました。

水道橋駅には資格学校の応援団がいる

私が初めて社労士試験を受験した平成26年、水道橋駅を出たところにいた資格学校の応援団にとてもびびりました。笑

私は平成26年は、大手でもなく、今やもう存在すらしない通信講座をポンパレで買って、数か月勉強しただけのTHE独学だったので、「すごい…。社労士試験ってこんなかんじなんだ…。」と、そそくさと応援団の前を通りました。

そして、迎えた平成30年。

通信生ではありましたが、大原生だったので、大原の応援団のみなさんに、「いってきまーす!!」と心の中で言いながら、目の前を通り過ぎました。

試験会場は開場時間まで入れない ※8/22追記

駅から会場までは、社労士試験のスタッフの方(確か緑のスタッフジャンパーを着ていたと思います)が、数百メートル間隔でいらっしゃって、開場までの地図を配ってくれています。

↓実際にもらった地図です

会場への行き方がわからなければ、質問すれば丁寧に教えてくださいました(^^)

2020/8/22追記

試験会場・受験番号が書いた受験票をスマホで写真を撮っておくアイディアをmaasann社労士受験生さんが教えてくださいました!

スマホに写真を入れておけば、自分の会場までの道を聞くときもいちいちバックから受験票をださなくてよくていいですね(^^)

初めて本試験を受けた平成26年度は、会場まできちんと着けるかが不安で、駅についたら即会場に向かったので、開場時間の30分近く前に着いた気がします。

でも、早く着いたとしても、本試験の会場は、開場時間になるまで入れません。

初受験の年、本試験会場無事ついた時、また私はびっくりしました。

試験の入り口にたくさんの人、人…。座るところももちろんありません。

テキストやなにかしらの学習道具に目を通している人がほとんとで、私はちょっと空気に飲まれました…。

そんな経験があったので、平成30年の4回目の試験の日は、会場が開く時間の少し前まで、駅にいました。

駅には、同じようにテキストなどを開いて待っている受験生も多く、「ああ、この人たちも一緒にだな…」と思ったことを覚えています。

近くのカフェ(ドトールなど)で時間をつぶすという手もありますが、席が空いているかわからないことと、試験前に飲食をしたくなかったので、カフェに入ることはしませんでした。

そして、開場する少し前に駅を出て、開場5分前くらいに着きました。

駅から会場までは、自分の気持ちが上がる音楽を聴いていました。

↓なんとなく今年で最後かもしれないと思って会場で写真をとってみました。

会場付近では、某資格学校の方がパンフレットと一緒にアルフォート(最近はカロリーメートに変わったらしいです)を配っているのですが、平成26年はよくわからずもらえなかったのですが、平成30年は自分から「ください!」と言ってもらいました(;・∀・)

ほんとに、ベテラン感…。

試験会場に入るときも、たくさんの人が入ってから、後ろからゆっくり入っていきました。

会場が開いてから午前中の選択式が始まるまで

会場であった、日本大学 法学部は、とても大きなキャンパスだったので、会場に入ったら、まず自分の試験会場の部屋を確認します。

確か、階段のところに貼ってあったような…。記憶があいまいですみません。

もちろん試験スタッフの方もいますので、自分の受験票をみせて、「部屋はどこですか?」と聞けば丁寧に教えてくれます。

そして、自分が試験を受ける部屋の入り口には座席表があるので、受験票の番号と見比べながら、席を探します。

たくさんの受験生が座っているのをみて、「この中で何人かしか受からないのか…。でも、ほかの人ではなく、自分がどうかだな。ベストを尽くそう…。」と思いました。

席に座ったら、番号を確認します。

その後、必要なもの(筆記用具やまとめノート、ハンカチ、飲み物など)以外の自分の荷物(私の場合は大きめのリュックひとつ)を自分の椅子の下にいれました。

このときに、前後の人、そして隣の人に迷惑をかけないよう、注意しました。

自分の試験部屋からでるときは受験票をもっていくのを忘れずに

そして、席についたら、まずお手洗いにいきました。

その時に、受験票を忘れてしまうと、番号がわからなくて、自分の席に戻れないという事態が発生する可能性があるので、必ず受験票は持っていくようにしました。

机の上には、消しゴム2個、鉛筆2本+マークシート用シャーペン、腕時計、受験票を並べておきました。

そして、トイレは混むことが多いので、早めに済ませるようにしました。

ハンカチや飲料は取り出しやすい場所にいれておく

本試験中は、勝手にトイレにいくこともできませんし、飲料を飲むこともできません。どちらも許可が必要です。

私は、もし許可をとったらぐにそれができるように、ハンカチはリュックの外ポケットにいれておき、飲料はリュックの中の取り出し口に近いところにおいておきました。

着席時間が過ぎたら

着席時間が過ぎたら、試験官の方から今日の試験の説明があります。

そして携帯電話は電源を切って、当日配られる紙袋に入れて自分の荷物の中にしまいます。

試験中に携帯が鳴ってしまったら、失格となり、本試験の受験の資格がなくなります。

私は、電源が切れているのか不安になるのが嫌なので、万が一電源が切れていなくてもならないサイレントモードにし、かつ機内モードにして電源を切りました。

そして、本人確認が終わり、試験問題と解答用紙が配られます。

そしてもろもろが終わると、本試験開始となる時間まで、ひたすら待つ時間となります。

本試験開始の時間は、試験監督の方の時計を基準に行われますので、もし自分の時計とのずれがあった場合は、注意しましょう。

選択式が終わって択一式が始まるまで(昼休み)

午前中の選択式の答え合わせはする?

午前中の選択式が終わった後、答え合わせはしないほうがいいというのはよく聞きます。

選択式の結果で午後の択一式への集中力がそがれてしまうからです。

私もこの定石にのっとり、ほとんどの年は答え合わせはしませんでした。

でも、ある年に、どうしても自分が選んだ回答があっているのか知りたい問題があり、その選択肢1問だけスマホで調べたことがあります。

その時は、奇跡的に回答があっていたことが確認できたのでよかったのですが、もしもしこれが間違っていたとしたら、午後の試験前にかなり動揺してしまっていたと思うので、やはり私としては答え合わせはおすすめしません。

おそらく、午前中の選択式を自信満々で折り返すという方は、そんなに多くないのではないでしょうか。

だからこそ、午前中のことはできるだけ考えないようにし、午後の択一式に集中したほうがいいと思います。

昼休みの過ごし方

私は、お昼は毎回持ってきていたので、外には出ず、自分の席でご飯を食べ、おやつのダースをパクパク食べました。

そして、早めにお昼を済ませ、時間の余裕をもってお手洗いにいき、歯を磨きました。

お昼休みはスマホはほとんどみず、(もちろんSNS等はみない)応援してくれていた家族に、「午後もがんばります」というメールをしただけでした。

午後の試験が始まるまでは、まとめノートをパラパラみていましたが、あまり頭には入らなかったので、それよりは気持ちがあがる曲をiphoneで聴いている時間のほうが長かったかもしれません。

択一式の間と試験が終わってから

択一式の試験時間は本当に過酷

択一式の3時間半は、毎年本当に過酷でした。

何度かの試験を経験し、私は試験前に「飲料を飲むか、トイレに行くか」をあらかじめ決めておくことにしました。

私は、「飲料はいらない、トイレにはいく」ということにしました。

合格した年は、択一式で頭がぼーっとしてきたときに、トイレに行きました。

ただし、トイレにいくと少なくとも数分は時間のロスとなりますので、時間配分には気を付けたほうがいいです。

トイレにいくときは、手をあげて、試験官の方にトイレに行きたいことを伝えます。

そして許可がでたら、荷物からハンカチを取り出し、たしか試験官の方に確認してもらったような気がします。

そして、トイレの入り口まで一緒にいって、そこで待っていてくださいました。

とにかくマークだけは確認しよう

私は、とにかく最後に自分が問題用紙に書いた回答と、マークした回答が一致しているかは、本当に入念に確認しました。

なぜなら、万が一自己採点で合格点に達していたときに、マークに自信がないと、合格発表まで不安な日々を過ごさなければならないからです。

そして、最後まで席にいないと問題用紙は持ち帰ることができない(そもそも時間なんてまったく余らない)ので、最後の時間まで座っていました。

会場をでてから家に着くまで

そして、試験が終わったあとは、会場を出ると資格学校の方が、午前中の選択式の解答速報と、パンフレットを配っています。

私は合格した年、選択式に全く自信がなかったので、不合格を覚悟し、来年度にむけて大原の解答速報をもらいました。

実際にもらった解答速報です↓

そして、試験時間が終わるときにはいつも必ずひどい頭痛があったので、痛み止めを飲みました。

そして、東京駅の「祭」という駅弁屋さんで、一番食べたい駅弁とお茶を買って、新幹線に乗り込みました。

自己採点について ※8/22追記

合格する前の年(平成29年)までは、私は新幹線の中で、もらった解答速報で選択式の自己採点をしていました。

でも、合格した平成30年は、もし不合格だったら…と思うと、本当に怖くて、そして気力が底をついていたのもあり、初めて新幹線の中で自己採点はしませんでした。

駅弁食べ、お茶を飲み、もらったアルフォートを食べ、自分をねぎらいました。

そして、そこからは、Twitterで「社労士 試験」などを検索して、受験生の感想ツイートを追いかけたり、択一式の解答速報がいつでるかチェックしたりしていました。

そして、自宅に着くのがだいたい20時過ぎで、いつも24時間テレビのマラソンが佳境に入っているときでした。

そのマラソンをぼんやり見ながら、冷やしておいたスイカを食べるというのがいつもの試験後の癒しでした。

択一式の解答速報は、だいたいその日の夜には各社でそろう(資格学校の先生方、本当にお疲れ様です)のですが、平成30年は、自己採点するのが怖くて、母に「やってみなよ」といれれて22時過ぎに自己採点を始めました。

そして、奇跡的に選択式が合格点に達しており、択一式の自己採点です。

労基から健康保険まで基準点割れがなく、厚年に入るころには手が震えました。

そして、最後に残る国民年金、8問目までで正解3つで、9問目で正解4つになりました。

これを見ると、今でも怖くなります…。

合格した年の、自己採点風の実況中継風ツイートがこちらです↓(スレッドが続きます)

実際の自己採点結果です↓

合格したことが信じられなくて、何度も何度も自己採点の結果と〇の数を数えました。

解答速報は、資格学校によって解答が分かれるものがあったり、「CまたはD」という形で速報がでる場合もあるのですが、各資格学校の解答速報を調べても、私が正解したものに解答が異なるものがなかったので、ここでやっと合格したんだ…ということが実感わきました。

以上が、私の記憶に残る範囲での、本試験の一日でした。

実際に本試験であったちょっとしたこと

私は、過去4回受験をした中で、ちょっとしたイレギュラーなことを経験したので、それも少しかいておきます。

・本試験前日に父が救急病院に行った

平成29年度の本試験の前日、普段と様子が違う父をみて、救急外来に連れて行きました。

私は20時過ぎまで立ち合い、そこから別の家族に代わってもらいました。

結果は尿管結石だったのですが、本試験の前日だったので、ちょっと動揺しました。

・試験中に具合が悪くなってしまった方がいた

どの年かは忘れてしまいましたが、午前中の試験中に、おそらくひきつけのような発作をおこされた方がいらっしゃいました。

午後の試験の時は、その方も、その隣の方も席にいなかったので、きっと別室で試験を継続されたのではないかなと思っています。

・択一の試験中試験官の方がすごい勢いで書類を整理しだした

これは、平成30年度の本試験です。

午後の択一式が始まって、ある程度時間がたったころ、試験官の一人の方が、「バサバサッ」と書類の整理をしだしたのです。

その音が気になって気になって、「年に1回しかない試験なのに勘弁してくれ…。」と心の中で思いました。

それが全然終わらなかったので、ほかの受験生のトイレの付き添いでその試験官の方がいなくなったときに、試験監督の方に、音が気になると伝えました。

その後、すぐに対応してくださったので、音は無くなりました。

と、このように、本試験の試験官の方は、突然のトラブルなどにもきちんと対応してくださいます。

なので、気になることがあれば、声をかけてみるといいかもしれませんね。

そして最後に、今年は、新型コロナウイルスの影響で自分が希望した会場にならなかった方を多くTwitterでみかけて、本当に胸が苦しくなる思いです。

ただでさえ過酷な社労士試験を、当日みなさんが自分なりのベストをつくせるよう、みなさんの合格を信じ、これからも応援し続けます。

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