ずっと夢見ていた社労士事務所への転職
こんにちは。
社労士受験を4回目にして、やっと合格でき、今は現役労務ワーカーとして働いている11ぴきのぺんぎんです。
今回は、私はずっと憧れていた社労士事務所の転職をすることに決め、そしてそれを白紙に戻した話をしたいと思います。
関係各所にご迷惑がかからないよう、内容は一部ぼかすかもしれませんが、自分の気持ちはぼかさずに書こうと思っています。
そして、この記事が、自分の記録となり、これからに活かせるよう。
そして同じ想いで、悩んでいるみなさんの役に立てたらいいな、そう思いながら書いています。
それでは、記事に入ります!
ついに、声をかけてもらえた…!
合格はしたけれど、特に変わらない日々を過ごす
先ほども書いたとおり、私は、片手の指くらい前に社労士試験を合格していますが、登録はしていません。
合格してからも、労務の仕事を今の会社でできているという満足感もあり、転職をする、ということを必死で考えたこともありませんでした。
ただ、やはり働いている中では、壁にぶちあたることも多く。
上司と考えが合わす、やってられなくて、社労士の求人をハローワークで探したこともありました。
でも、やはり全く知らない事務所に行くのは怖くて、その時も、応募するまでには至りませんでした。
一方、私の勤務する会社の顧問社労士の先生は、受験生時代から、私が社労士になることもずっと応援してくださっていて、あわよくば、その先生と一緒に働けたらな~なんて、勝手に考えていました。
その時は、急に訪れた
そんな日々を過ごした、ある日。
顧問の先生の右腕として働いて方が、独立開業したいということで、その欠員補充としての声がかかりました。
私は、夢にまで見たチャンスに頭ぼーっとなって、本当なら二つ返事で「行きます!」と言いたいくらいでした。
でも、でもですよ。
やはりそこはきちんと考えねばと思い直し、いくつか、自分の中で整理をしました。
では、私が転職を決めるにあたり、どんなことを整理したか、次に書こうと思います。
転職を決めるまでに、確認したこと・自分で考えたこと
条件について
収入
まずは、ここはやはり大事ですよね。
ここは、私は大きな思い込みがあって。
なんとなく、正社員=月給だと思っていたのですが、時給でした。
そして、国民健康保険。賞与と退職金なし。
ただ、自分の頑張り次第で、報酬を伸ばしていける。
そっか、そうだよな、と。
自分が、この事務所で、何かを生み出していけなければ、ただのお荷物になってしまうだけ。
その現実を、まざまざと知りました。
そして、そんな自分に対価として払ってもらえるのは、そのくらいなんだなと、リアルに実感しました。
もちろん、社労士事務所によっては、月給・賞与ありというところもたくさんあると思いますが、会社員の感覚で、夢みたいに思っていてはいけないと、少し身が引き締まりました。
労働時間・働き方
フレックスという働き方も、初めてここで、リアルに考えることになりました。
今までは、総労働時間なんて考えたとがなくて、祝日があればラッキー、そんな風に考えていました。
時給で働くということは、祝日がこんなにも響いてくるなんて…。
その事実が、初めて自分にリアルに響きました。
今までたくさんのパート社員のみなさんと接してきたのに…。
あー、恥ずかしい。想像力の欠如です。
そんなことも、考えていなかったのです。
設備など
私の住む場所は田舎なので、移動には車が必須ですが、先生の持っている車は高級車…。
運転していいよ、とは言われたけども…。
それを私の技術で運転するなんて絶対無理で、会社の車を使わせてもらっている環境を、当然だと思っていた自分にも気づきました。
こうして書いていくと、いかに自分がふんわりと社労士事務所で働くということを考えていたのかがわかって、かなりお恥ずかしいです…。
こうして、条件面の確認をする一方で、自分の内面を整理する作業も、同時に進めました。
自分の棚卸
転職しない・する メリット・デメリット
転職しないメリット・デメリット
まず、後悔しないよう、転職すること・しないことの、メリット・デメリットを自分の中で整理しました。
そこを、両方承知した上で、覚悟を持って、進もうと思ったのです。
まず、転職しないことのメリットとして、私が考えたのがこちらです。
- 安定した収入がある(賞与含む)
- 休みがたくさんある
- 家から近い
- 健康保険・厚生年金に加入してもらっている
- 病気になっても収入がある程度保障される
次に、デメリットです。
- 異動になったら、労務の仕事はできない
- 働く相手・仕事を自分で選べない
- 頑張っても、会社として必要されないことであれば、実現できない
転職するメリット・デメリット
そして、次に、転職した場合のメリットです。
- 尊敬する社労士の先生と働ける
- 社労士として、仕事ができる
- 自分次第で収入が増やせる
- 働く相手をある程度選べる
そして、次にデメリットです。
- 収入が大きく減る
- 病気になって働けなくなったら、収入が0になる
こう書いていると、やはりメリットとデメリットは、背中あわせなんですよね。
そして、やはり会社員と、小さな事務所の社労士になることは、全く世界が異なるものなのです。
そこが、どんどんリアルになるにつれて、自分の中で、覚悟が決まっていきました。
自分がしてきた仕事の中で、嬉しかったこと、嫌だったこと
嬉しかったこと
そして次に、これから自分がどんな仕事をしていきたいか、それを考えるために、自分が今までしてきた仕事で、嬉しかったこと、その逆に嫌だったことを考えてみました。
嬉しかったことは、こちらです。
- あとから入った後輩さんが、しんどい時にずっと支えてくれた
- 相談してよかった、と言ってくれる人がいた
- やったことがなかった仕事でも、数年後には、〇〇といえば…と言ってもらえるようになった
- 社外の人(顧客)と、少しずつ信頼関係をつくることができ、お互いに話し合える間柄になった
- 自分のした工夫で、便利になったと、喜んでもらえた
- チームで、難しい仕事を乗り越えた
嫌だったこと
そして、嫌だったことはこちらです。
- 話の通じない上司
- やらないけど、文句だけいう人
シ、シンプル…(ノД`)・゜・。
こうしてみると、やはり、自分の能力で誰かの役に立てること、そしてチームとして何かをすることが楽しかったんだなと、振り返ることができました。
今の自分で、出来そうなこと・やってみたいこと
そして、次に、自分が社労士として、出来そうなこと、やってみたいことを考えてみました。
もちろん、自分が実務としてやってきたことは、出来ます。
だけど、それ以外が、本当にふわふわしていて、ここは形になりませんでした。
手取りの比較
そして、最後に、自分の手取りがどれだけ減るか、試算してみました。
数字でリアルに見ると、少し息を飲みました。
でも、結局は、「やってみたい」の気持ちだった
なんて、いろいろ書きましたが、それでも私は、社労士の仕事をしてみたい、先生と働いてみたいの気持ちが勝り、先生に転職することを決めた旨、報告しました。
そして、先生とこれからのことなどを話し合い、今の会社を退職する時期や、それまでをどう過ごすか、ということをなどを、何回も話し合いました。
なかなか、就職前に、これだけしっかり話せるということはないと思ったので、本当にありがたかったです。
雲行きが怪しくなってきた…
いろいろな双方の事情を踏まえ、転職するのは、1年以上あとになりました。
そして、その間、相手の先生との、コミュニケーションの形の違いが浮き彫りになっていきました。
私は、問題があれば、はっきり膝をつきあわせて、話し合いたいタイプです。
一方先生は、相手の状況を見て、できるだけ待ってあげたいタイプです。
そんなこともあったところで、世界情勢が変わりました。
そこで、先生から、事務所の環境がこれから読めなくなってしまうので、転職の時期は様子を見て決めようと、お話がありました…。
そして、憧れの社労士事務所への転職を辞めた
きっと、そこで、ゆっくり時期を待つという選択肢もあったのかもしれません。
でも、私は、悩んで悩んで、会社にも、どう伝えようかずっと考えて、そして決めたことだったので、その時期がわからなくなってしまうことに、耐えれませんでした。
一番の想いは、これからどんな世界になっても、
「収入は保障できないけど、一緒に考えてやっていこう」
そう言ってもらいたかった。
私は、そういう気持ちで転職を決めたので、例えそれが私の安定を守ってくださる優しさだったとしても、そこが崩れたことは大きく。
その状況で、いろんな環境を変えてまで、そこに身を置くという決断を続けることはできませんでした。
それを決めるまでも、本当につらかったし、決めてからもすごくつらかったです。
自分で決めたこととはいえ、たくさん考えて、覚悟した道を、またリスタートすることになったのですから。
もちろん、先生に対して、申し訳ない気持ちもありました…。
そして、これから。
今の会社を続けるのか。
それとも、ほかの事務所を探すのか。
それを考えるにあたって、とある方から、いただいた3つの言葉がありました。
そこから、もう一度自分で考えてみたこと
なぜ、社労士事務所に勤務したかったのか…?
今回、この転職を白紙に戻すときに、この転職について事前に報告していた、信頼している社労士の先生にご相談しました。
お忙しいにも関わらず、私の気持ちを受け止めてくださり、そして、この項目について、少しゆっくり考えてみてはどうかと、アドバイスをくださいました。
それが、この3つです。
- なぜ、社労士事務所に勤務したいか
- 将来、どのようになりたいか、イメージがあるか
- 社労士事務所でどのようなキャリアを描いているのか、描けるのか、描きたいのか
これについて、自分なりに、考えてみたことについて、次に書いてみたいと思います。
なぜ、社労士事務所に勤務したいか
今回、なぜ私が、転職して、社労士事務所に勤務しようと思ったのか、率直に考えてみました。
それが、こちらです。
- 尊敬する代表の先生と、仕事をしてみたかったから
- 社労士として働くチャンスは、今しかないと思ったから
- 開業する勇気はなかったから
でもこれは、今考えると、「その事務所に行けば、何とかしてもらえる」そんな気持ちが大きかったように思います。
だけれど、もちろんそれは違って。
小さい事務所であればあるほど、自分がどう役に立てるのか、立ちたいのかを考えなくてはいけないと、今ならそう思います。
例え、できることはなにもなくても、寄りかかる気持ちではいけないんだと。
そして、「事務所の代表=個人事業主」としてのその先生と、社労士としての先生は、また別であること。
ここも、事務所を選ぶうえで、とても大切だと実感しました。
将来、どのようになりたいか、イメージがあるか
次に、「将来、どのようになりたいか、イメージがあるか」について、考えてみました。
そこで、浮かんだのが、これです。
- 自分が働きたい、役に立ちたいと思える人達と働いている
- 自由な時間で働いている
- 頑張っている人たちを支えている
こうやって書いてみると、それは「勤務」という形がふさわしいのか、わからないですよね…。
社労士事務所でどのようなキャリアを描いているのか、描けるのか、描きたいのか
そして、最後のこの質問については、
「尊敬する先生と一緒に働く」
それしか浮かびませんでした。
これ、全くダメなやつー!!となりました…。
今後のこと
再度、価値観マップを作り直してみた
ここまでをふまえて、もう一度、自分が何をしたいのか、そして、それは、どんな形なのかを考えてみました。
価値観マップとはどういうものかについては、こちらの記事に詳しく書いてあります(^^)
価値観マップで考えることは、
- 自分にとっての、幸せとはなんなのか
- 何を大切にして、生きているのか
- 何を、どうしたくて、今ここにいるのか
です。
今回、これを作ったことで、だいぶモヤモヤがとれた、そんな気がします。
そして、今後やりたいことも、少し明確になってきました。
それについては…。
次の記事、もしくはスペースで!( *´艸`)
(もったいつけてるわけではなく、力尽きました…)
もし、お付き合いいだけるのであれば…( ;∀;)
ではでは、読んで下さってありがとうございました(^^)
まとめ
- 長年の夢だった、社労士事務所への転職が決まりかけた
- 転職を決めるまでも、ものすごく考えた
- 結局、転職を辞めた
- 社労士事務所で勤務するということを、もう一度考え直した
- 価値観マップを再度つくって、少しだけもやもやが晴れた
- これからやりたいことについては、次の記事かスペースで…!