※この記事には鬼滅の刃コミックス1~7巻、そして映画無限列車編のネタバレがありますので、ご了承いただける方のみお読みください<(_ _)>
いまさらながら、鬼滅の刃にはまりました
今までの記事とはちょっと違う…
こんにちは。
この労務ワーカー&社労士受験生応援ブログを作成している、11ぴきのぺんぎんです。
普段は自分が4回挑戦してやっと合格できた社労士試験の経験や、労務の仕事をしていて感じたこと、社会保険の手続きの解説記事などを書いています。
そして、たまーに読んだ本の感想を書いたりもしていました。
◆今まで書いた本の感想記事を少し紹介しておきます(^^)
こちらの記事でもわかるとおり、今までは、本の感想も、労務や仕事に関係するものを記事にするように意識していました。
それは、自分のブログの「労務ワーカ応援!」という趣旨からできるだけそれないように、そして読んでくださるみなさんのお役にたつようにと考えてのことでした。
書評記事の魅力と、自分のオタクについて
書評記事は、このブログの中でも数は少ないですし、社労士試験の記事と比べて圧倒的に読んでくださる方も少ないです。
でも、書評記事の一番いいところは、自分が書いていてめちゃくちゃ楽しいというところです。
元々私は、オタク・ミーハー気質で、好きなものはめちゃくちゃ語りたいし、同じものを好きな人と語れるものもすごくうれしいし、めちゃくちゃ推したい(推す=応援する)タイプです。
私は、マンガやドラマ、音楽(偏っていますが)が大好きで、二次元(?)の世界にたくさん救われてきました。
でもオタクと名乗るには、本当に詳しいオタクのみなさんに申し訳ないので、オタクと正面切って言えない程度のオタクです。
元々が、りぼん・なかよし→花とゆめが愛読者だったので、基本は少女マンガが主ですが、それ以外でも、おもしろそうなものはいろいろ読みます。
は!!脱線しすぎた!!(゚Д゚;)
私の話はいいいとして、今回なぜ労務とは関係のない鬼滅の刃について、記事にしたいと思ったかを書きます。
鬼滅の刃を読んだきっかけと今に至るまで
実は、ほんの1月前までは、「鬼滅の刃」という言葉は知っていても、ほとんど内容も知らず、マンガ・アニメも見たことがありませんでした。
それなのに、ブログの記事にしちゃうなんて、にわかおそるべし…(゚Д゚;)←自分で言っておく
なぜ、鬼滅の刃に興味がでてきたかというと、家族(主にめいっこ・おいっこ)がはまり、会話の中でたくさん鬼滅の刃のワードが出てくることが多くなってきたことが、1つの理由です。
(めいっこがネタバレしそうなときは、全力で「それはダメ!!」と静かな怒りをみせていたので、母から「大人げない…」といわれました。でも、自分で読みたかったんだもん!!)
また、しいたけ.さんが、
「鬼滅の刃はまだ読んだことがないけど、呼吸の話がでてくるらしいので、呼吸は大事だから読んでみたい」
と、おっしゃっていたのもきっかけとなりました。
◆しいたけ.さんの呼吸に関する過去ツイート
私も、ちょうどストレスを抱えていた時期で、マインドフルネスの本を読んだりしていたので、「呼吸に集中する」というところに興味がわきました。
◆ストレスを抱えてマインドフルネスなどをやっていた時に、書いた記事はこちらです↓
そして、ある日、鬼滅の刃のコミックスが、我が家に全巻そろっていることが発覚!
このツイートのリプで、いろんなアドバイスをいただいて、
コミックで映画の話の前まで読む(それが7巻だった)→できればアニメを見る→映画を見る
これをやりたい…!と決めました。
そして、やっと11月の下旬に、コミックス7巻まで一気読みできました。
繁忙期に一人欠員がでてしまったということに、心身ともにやられそうになりながらも、映画をみにいくことをごほうびに日々を乗り越え…。
そして、年末調整&給与作業が終わったころ、アニメをamazonプライムで深夜まで視聴…。
そして、いよいよ今週映画に行ってきました…!
そして、私は7巻までしか読んでいないので、まだまだストーリーとしては続きがあります。
でも、今の時点でも、心に刺さること、伝えたいことが本当に多かったので、今回ブログの記事にしようと思い立ちました。
それではここから、鬼滅の刃の、どういうところが心に刺さったのか、そして伝えたいと思ったかを書きます。
自分が感じた鬼滅の刃の魅力
登場人物の言うことに嘘(違和感)を全く感じない
まずは、登場人物のセリフ・行動に嘘・違和感を全く感じないということです。
鬼滅の刃には、個性的な登場人物がたくさんでてきます。
同じ仲間であっても、大切にしていることも、大事にしているものも、できることも全然違います。
とにかく優しさのかたまりの子、恐怖を全力で怖がる子、とにかく猪突猛進!!の野生児などなど…。
どれも全く違う個性なのに、どの登場人物の語る言葉も、そのキャラクターにしか語れない言葉であり、作られた感じかしないのです。
私が読んだ7巻+映画までで、出てきた登場人物は全体の一部かもしれませんが、それでも一人ひとりについて語りたくなるほど、魅力的です。
◆おおまかなあらすじは公式サイトで
◆登場人物の紹介はこちらです
すぐに魔法のように強くならない
次にすごいと思ったのは、登場人物が魔法のように簡単には強くならないということです。
この物語の主人公である、窯戸炭治郎は、鬼と化してしまった妹を人間に戻すため、鬼に殺された家族の仇を討つためという目的のために、鬼を狩ることができる、鬼殺隊(きさつたい)に入ることを望みます。
◆主人公 窯戸炭治郎の紹介はこちら↓
そのため、鱗滝左近次という元剣士の元での修業をするのですが、それが2年かかり、単行本の1巻が、ほぼ修行で終わります。
その修行も、本当に地道な努力を限界まで続けるという、地味で過酷なものでした。
私はそれに、とてもびっくりしました。
なにか特別な修行をして、特別な能力を身につけるのではなく、私たちと同じ人間が、ただただ過酷で地道なトレーニングを死ぬ思いで続け、力を身につけていく。
(炭治郎には鼻が利くということと、石頭という能力はありましたが)
この過程が、炭次郎は、才能の塊の特別ヒーローではなく、自分たちと同じく、ただただ努力を重ねて強くなったということが、胸に響きました。
炭治郎は人と自分を比べない
次に心に刺さったのは、主人公である炭治郎が、決して他人と自分を比べることはしないことです。
炭次郎が、修行や戦いの中でも、くじけそうになることや、絶対絶命のピンチに陥ることは、一度や二度ではありません。
だけども、炭治郎は、常に自分で自分を鼓舞し続けます。
そして、炭治郎が戦う目的、「妹の禰豆子を鬼から人間に戻す」という目的から一切ブレることはありません。
なので、例えどんな鬼に勝ったとしても、優越感にひたることもありません。
また、自分の力量の足りなさを感じても、「〇〇と比べて俺は…」ということも言いません。
「もっと自分が強ければ…」「もっと自分に力があれば…」と、炭治郎にあるのは、常に自分軸だけなのです。
私は炭治郎のような優しい性格ではないし、炭治郎のように優しくはきっとなれないです。
でも、自分の目指すべき場所に向かって、自分軸で努力を続ける人でありたいと、大人ながら( ;∀;)とても強く思いました。
そして、兄がいない私は、いくつになっても炭治郎みたいなお兄ちゃんがほしい…!!(゚∀゚)←おい
いろんな個性の肯定~善逸の存在~
善逸が、正直に弱音を大声でいうところにホッとする
単行本の3巻で、新しい登場人物である、我妻善逸というキャラクターが登場します。
私は、ジャンプの第2回鬼滅の刃キャラクター人気投票で、善逸が一位になったということだけ知っていたので、「なんでこの子が主人公を差し置いて一位…?」ということを読む前は思っていました。
善逸も、炭治郎と同じ、鬼殺隊の一員なのですが、よく言うと自分に正直、悪く言うと思いっきりヘタレです。
善逸は、いつも鬼に向かう道中は、怖くて行きたくないって泣いているし、自分は弱いから死ぬって泣いています。
善逸が人気のトップになるには、あるギャップがあるのだと読んでいてわかったのですが、私はそのギャップだけでなく、善逸の正直さと、普通のなところにとてもほっとしました。
鬼は異形だし、人を食べるし、本当に怖いです。
私だったら、絶対に無理です。
でも、炭治郎たちは自分の目的の元、使命の元、鬼を斬るため進みます。
それだけだど、だんだん自分とは違う、すごい戦士なんだと思ってしまいますが、善逸が正直に「怖い…!!!」で泣き叫んでくれるおかけで、「そうだよな、やっぱり鬼怖いよね。行きたくないよね」って、共感できました。
善逸の育手、じいちゃんから学ぶ、信じてくれる人がいることの大きさ
善逸は、私が読み進めた7巻までの段階では、「雷の呼吸壱の型 霹靂一閃」という1つの型しか使えません。
(炭治郎などほかのキャラクターはたくさんの型を使います。)
鬼滅の刃では、鬼殺隊に入るためには、「育手(そだて)」の元で修行しなければなりません。
善逸には親はなく、誰も善逸が何かを成し遂げることを期待してくれる人はいませんでした。
そんなある日、女の人に騙され、借金を背負ってしまった善逸を、善逸の育手となる赤の他人の「じいちゃん」(善逸は親しみを込めて師匠ではなくじいちゃんと呼びます)は救ってくれました。
善逸は、じいちゃんの元で修行をしますが、才能はあるものの、あの性格のため、なかなかうまくいきません。
でも、じいちゃんは、善逸がどんなに泣いても、逃げても、できなくても、最後まであきらめずに向き合い続けてくれました。
そして、いろんな型を習得できない善逸に、「とにかく一つの型を極めろ」と、繰り返し伝えます。
私は、
「誰かが強くなるために、その人が強くなるということを、信じてくれる人がいることの大きさ」
を、じいちゃんと善逸から感じました。
自分が自分を信じれなくても、自分以外の誰かが自分の可能性を信じてくれる。
この事実だけで、人は何倍も強くなれるかもしれません。
そして、強さのカタチも、人それぞれでいい。
そんなところが、私が鬼滅の刃に惹かれる理由の一つです。
◆我妻善逸の紹介はこちら↓
誰でも「鬼」になりうる
そして、次は「鬼」の存在です。
鬼滅の刃に出てくる鬼は、元は人間でした。
様々な理由で、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)に鬼にされてしまった人たちなのです。
鬼になった人の中には、自ら望んで鬼になった人もいます。
その理由は、病への苦しさ、他人からの受けた理不尽な仕打ちなど、誰にでも起こりうることだったりします。
鬼滅の刃では、鬼が鬼になった理由を語られる場面が多いです。
そこで、私は誰でも鬼になる可能性があると感じました。
悲しみ・つらさ、妬み、怒り…。
これは人間であれば、誰もが人生の中で、幾度となく襲われるものです。
鬼舞辻無惨は、人間のこういった心のスキに入り込みます。
炭治郎たちのような鬼殺隊も、鬼になってしまった人も、元は人間です。
鬼になるか、炭次郎たちのように、人間でいられるか。
それはあくまで、自分の心次第ということを、常につきつけられている気がします。
もちろん人間ですから、悲しみ、怒り、妬み、つらさ感じるのは当然です。
そして、それを時に吐き出すことも、あっていいと思います。
でも、それに飲まれて人生を送るか、それを抱えながら、人間として生きるか。
そこは紙一重、そして誰だって簡単に鬼に転がってしまうということを、私は鬼滅の刃を読んで感じました。
だからこそ、「自分の心を自分で動かす」鍛錬を続けていきたい、そう思いました。
一番印象に残ったセリフ「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
そして、私が一番心に残ったセリフは、
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
というセリフです。
このセリフは、1巻のかなり序盤ででてきます。
炭治郎は、ある日突然、鬼舞辻無惨によって、禰豆子以外の家族を殺され、禰豆子は鬼にされてしまいます。
何が起こったのかわからない炭治郎の元に、鬼殺隊である富岡義勇が現れ、鬼となった禰豆子を斬ろうとします。
禰豆子を助けたい一心で、土下座した炭治郎に向かって、富岡義勇が言い放ったのが、このセリフです。
ここは、コミックスで読むことを思いっきりオススメしたいです。
ここに関しては、アニメより、圧倒的にコミックスのほうが伝わりました。
炭治郎には、鬼と戦う場面で、自分の限界を超えた、予想もしなかった能力を持った鬼と対峙しなければならない場面が多々あります。
そんなとき炭治郎は、自分に向かって「考えろ…!!」とよく言っています。
私は、これは、義勇さんのいった、「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」と通じるものがあると思っています。
私たちが生きていく上で、流されたり、考えないほうが楽な場面も多いです。
でも、自分で考えること、自分でできることを増やすこと、これが「生殺与奪の権を他人に握らせない」ということなのではないでしょうか。
でも、それは、炭治郎たちのように、鬼と戦うというような、大きなことではありません。
日々の生活の中で、「みんながそうだから」ではなく、「自分がどうなのか」。
それを考え、行動する、またはしようとすることが、自分で自分の人生を生きることになる。
そういわれている気がするのです。
責務を全うする煉獄さんの強さ・切なさ
そして、今回の映画、無限列車編での主人公ともいえる、煉獄杏寿郎です。
◆煉獄杏寿郎の紹介はこちら↓
正直、ちょっと映画を観た日から日が浅く、今でもつらく、ブログを書く手が止まりました(ノД`)・゜・。
私も、この映画で例にもれず、煉獄さんが大好きになってしまいました。
ダメだ…!煉獄さんについてはうまく書けない!!
煉獄さんは、とても強く、まっすぐです。そして、だからこそとても切ないのです。
私が一番心に刺さったのは、煉獄さんの、
「俺は俺の責務を全うする!!」
というセリフです。
日常を暮らしていると、
「何で自分ばかりがこんなことをやらなくてはいけないのか…。」
「自分だけが損をしている気がする…。」
と感じてしまうことがあります。
もちろん、何でも自分が抱えてしまうと、自家中毒のようになったり、過労となってしまったりするので、何でも自分でやろうとしないことはとても大切です。
でも、「なんで」より、「自分がどうしたいか」に目を向けたいと、煉獄さんを見て、私は思いました。
誰がどうであろうと、自分がやりたいと思ったからやる。
その気持ちがあれば、強くなれる。
そんなことを、感じました。
ただ、炭治郎も、煉獄さんも、長男過酷すぎぃ…( ;∀;)って思いました。
願わくば、炭治郎も煉獄さんも、どこかにほっとできる、甘えることができる場所があってほしいです。
以上が、1巻から7巻、そして映画を観て感じたことです。
今回、記事を書こうと思ったきっかけとして、鬼滅の刃初代担当編集者である、片山達彦さんのインタビューが読めたことも大きかったです。
自分が感動していた場所が、編集者の方も同じく思っていたと感じたことが、勇気の一歩になりました。
◆鬼滅の刃初代担当編集者である、片山達彦さんのインタビュー記事はこちらです
◆映画はまだまだ絶賛公開中です!!(2020/12/19現在)
◆ebook japanさんで1巻がお試し増量で読めます!!「生殺与奪…」のところも読めます(ノД`)・゜・。
◆amazonプライム会員なら、すぐにアニメは視聴できます(^^)
今回この記事を書いてみて
今回の記事は、自分の中で挑戦の記事となりました。
今までの、資格試験や労務ワーカーをいう枠を超えた、ノンジャンルの記事となります。
そして、社会現象真っただ中で、鬼滅の刃というメジャーなマンガについて記事にするということは、少し勇気が必要でした。
ただ、今回の記事も、テーマは異なりますが、自分が「伝えたい!!」と熱量が湧き上がってきたという点に関しては、ほかの記事となんら変わりはありません。
読んでくださったみなさんにとって、有益なものはなかったかもしれませんが、少しでも楽しんでいただけたなら、本当に嬉しいです。
もし、読んでなにかしらの感想を、Twitterのリプライまたはリツイートでいただけたら嬉しいです。
私は煉獄さんのようにまだ強くないので、あたたかいものだと泣いて喜びます(ノД`)・゜・。
また、まだこれから読もう&観ようという方もいらっしゃいますので、ネタバレにならないよう、お願いできればと思います。
いつもながら、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
これからも、お付き合いいただけると嬉しいです。
まとめ
- 鬼滅の刃、まだ7巻までしか読んでないのに記事にしてしまった…!
- 書評や、感想ブログはただただ書いていて楽しい
- 炭治郎が教えてくれた、自分軸
- 善逸の普通という個性にほっとする
- じいちゃんが教えてくれる、信じてくれる存在のありがたさ
- 煉獄さんについては好きすぎてうまくかけない
- 新しい挑戦、楽しんでくれる人が一人でもいますように